犯罪者の収容かつ精神病院がある孤島「シャッターアイランド」で一人の囚人患者が脱走した。厳重な管理下でどうやってひとりで逃げたのか。テディは相棒のチャックと共に謎を解こうとするが、医師や看守だけでなく囚人たちまで口裏を合わせたように同じ事しか言わない。テディはこの孤島や医師を大いに怪しむが、だんだんと彼自身もまた歪んだ世界に堕ちていく。
途中置いてかれたと思ったけどそういう訳ではなく、混乱の最中に混乱が生じて境界が曖昧になっていってただけというか、観客共々巻き込まれたというか、ちょっと難しかったけどおもしろかった。
最後ガッカリしてしまったんだけど「もしやこれって分かってやってる?…」と疑ってからは少しばかりゾッとした。分かっていてもいなくてもテディやテディに関わった人たち全員にとって可哀想な選択だったな。
もう一度見返したらセリフや視線の置き場所等々で二度楽しめた。もう一回観たい気持ちもあるがちょっと体力を削られるので当分先になりそう。