山田

映画ドラえもん のび太の月面探査記の山田のレビュー・感想・評価

4.0
映画ドラえもんシリーズ39作目。
キャッチコピー「帰り道が分かっているから、どんなに暗くても怖くはない」

エモいポスターで話題だった当時。各キャラクターたちにもそれぞれにキャッチコピーがあって観る前と後ではだいぶ印象が変わる。
宝島よりもストーリーは好み。月にうさぎがいるって異説を叶えるため【異説クラブメンバーズバッジ】を使って月面にうさぎ大国を建設するのび太。いろんな異説が唱えられ定説が出来る。想像力は素晴らしいものなんだぞ!と教えてくれる本作。
いつだって予言を叶えてくれるのはしずかちゃんの機転!とワクワクした。
のび太の異説バッジが外れてしまって、今まで見えていた物が全部消えて真っ暗な月にポッと投げ出された時は心底心細かった。
今回のMVPはのび太に似たうさぎノビット。発明が大好きで見よう見まねでなんでも作ってみる探究家。しずかちゃんによく懐いていてかわいかった。

あと今までドラえもん映画といえば夏か冬が多かったので、今回の秋はなんだかとても珍しく感じた。
夕方のまもなく暗くなる時間に裏山ですすきを取ってきてとお願いするのび太ママをどうかと思ったけど、実はのび太の帰りをオヤツ準備して待っていた事を知れてちょっと愛おしくなった。それを知ってるルカが最後にこぼしたセリフに、あの何気ない一言がここに反映されるのかと胸が温かくなった。
山田

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