雪

シャッター アイランドの雪のレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.0
面白かった。オチは読めるんだけど、そこからさらにもう一回ひっくり変えるかな? と期待してしまった。警備に拳銃を渡すシーンの相棒の仕草でフリがわかります。ラスト、もう一度ひっくり返らなくても充分楽しめました。疑ってかかれば実はと見えなくもない。

犯罪心理として、女性の放火犯はレアケースだと思う(男性の放火犯は性衝動の捌け口として、女性の放火犯は証拠隠滅のため放火すると言われる)けど、炎のシーンの絵面がいい。
ロボトミーも、戦後日本で精神外科の手術として行われ、患者の元ボクサーが裁判した記事を読んだ覚えがある。リアルに怖すぎる(もちろんアイスピックでグサッとはしませんが)。
テディの妻への変わらぬ愛が、どんな状況でも、どんな理由で妻が死んでも変わらなくて、そこに救われない物悲しさがあって深いです。

それはさておき、物語が始まる前からタバコ吸いまくってて、よく米国公開できたなと思ってしまいました(笑)。
雪