もとまち

暗黒街の弾痕のもとまちのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
3.4
犯罪者カップル破滅系の元祖。ふたりを映した水面に広がる波紋から、わかり易すく示唆される顛末。ヘンリー・フォンダって「アメリカの良心」と云われるほどの善人顔らしいけど、だからこそ善人じゃない役の方が似合うんじゃないかと思う。霧に光を反射させた脱獄シーンが美しく、ドイツ映画時代に培われたフリッツ・ラングの類稀なビジュアルセンスを垣間見た。
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