人種差別を題材にした映画はたくさんあるけど、今のところこれベスト。
エドワードノートンの演技変幻自在すぎる。でも全く不自然じゃないからすごい。彼が差別主義者になった理由も、そこから心を入れ替えた理由も、スッと入ってきた。人としての弱さと狂気のバランスが絶妙。
人間って、大切な人から受けた言葉にとことん影響されてしまう。心の奥底で間違いに気づいていても、その人のこと信じてたいって気持ちにはすごく共感した。
日本で暮らしてたら、こういう多民族国家の複雑さに接することはまずないけど
誰かの言葉やちょっとしたきっかけで、誰だって罪を犯す危うさは持ち合わせてるし、だからこそ自分が使う言葉にはちゃんと気をつけていきたいと思った。
すごく色々考えさせられるし、エドワードノートン素晴らしいし、モノクロとカラーの演出も個人的に超好みだった。いい映画観たなあ。
