かつてIRAに所属していたが足を洗ってアメリカの警察で爆弾処理班を勤めているダヴ。かつての仲間だった爆弾のプロであるギャリティが彼のせいで刑務所に入れられた事を逆恨みし、彼と周囲の人間に執拗な復讐を繰り広げるサスペンスアクション。
映画史上でも屈指の大爆発シーンがあると話を聞いて興味を持った本作。実際クライマックスでの廃船の爆発は超ド派手。火薬量盛り沢山の爆発シーンは見応え抜群。
ただ物語の流れとしては、ちょっと乗りづらかったところもあり、テンポはあまり良くなかった印象。
それを巧く補っていたのがアクションとキャスト。主演はジェフ・ブリッジスとトミー・リー・ジョーンズ。この2人の力が相当強かったなと思いましたし、特にトミー・リー・ジョーンズは当時オスカー受賞した直後という事もあってか、イケイケの悪役っぷりでしたね。
若い頃のフォレスト・ウィテカーの姿も注目ですし、ジェフ・ブリッジスとロイド・ブリッジスの親子共演も見所です。
終盤でも最後まで気が抜けない展開は良かったし、爆弾解除の緊張感もヒリヒリ感がありました。U2の音楽もかなり効果的でしたし、十分良作の部類でしょう。
