ミッシングの上映時間が合わず翌日に持ち越したので
吉田恵輔監督の初期の作品を鑑賞
アマプラだと本作です
ちょいウザ漫才でお馴染みのあべこうじ主演というトリッキーなキャスティング
…って思うんですけど
これがいいんです
とにかくウザいけど
こういう奴いるよなっていう完全なハマり役
…ハマり役というか要はほとんどあべこうじのまま
これが吉田恵輔監督の演出にかかれば
しっかり映画の主演として納まるので面白い
本作は物語には仕掛けがあるので
鑑賞予定の方は何も情報を入れずに観るのがオススメ
とにかく登場人物たちが誰の視点で描かれているのかによって見え方が異なる面白さが抜群に良い
出演者が特別演じ分けてるわけでは無いが見せ方で意味が変わってくることでコメディに昇華される気持ちよさ
とあるポイントに合流するところのヒヤヒヤとニヤニヤの絶頂からまだ追い討ちをかける意地悪さが間違いなく吉田恵輔作品
当事者たちには修羅場でも
客観的に見れば滑稽でしかない笑い
それでもラストはなんだかほっこりするのも吉田恵輔作品
話の構造的に少し城定監督っぽさを感じたりしつつも
吉田恵輔監督の人のイヤなところをイジって遊ぶ悪いクセ ※褒めてます