面白おかしい独特の雰囲気がとても新鮮で、アニメーション表現の素晴らしい可能性を感じた作品だった。
1回見ただけだと詳しく内容を理解するのができず、続けて2回目も鑑賞。最初は気づけなかった細かな伏線の回収が2回目では随所に見られ、理解しながら楽しめたので、2回目以降が美味しい映画であることは確かだ。
夢の共有や管理は、過去の先人たちも考えてきたことだし、科学の発展が著しい今日、それが実現するのももうすぐのかとかもしれない。そう思えると、この作品も単なるファンタジーで終わらせられないのじゃないか。
また「性」に関する記号もこの作品には点在しており、ここから、【相対的な現実の不自由さの原因は「性」に纏わる悪しき文化の存在だ】という意図的なメッセージが隠されているのではないかと感じた。
