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パプリカのallerednicのネタバレレビュー・内容・結末

パプリカ(2006年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

深夜の夢が芸術的な短編映画だとしたら、明け方は長編娯楽映画ってとこかな

深淵な夢の前にあっては科学などゴミに等しいのかもしれん

命の喜びに激るこの熱い息吹
この聖域を自惚れた科学が土足で踏み躙るなど断じて許さぬ

夢たちは慄いているのだ
科学によって安住の地が奪われてしまうと

非人間的な現実世界にあって、唯一残された人間的なるものの隠れ家、それが夢だ
あのパレードは現実を否応なく追われた難民なのだ

理事長に支配されたあなたにはオイディプスがとってもお似合いよ

魂は肉体の頸木を離れ無限の自由を得る

俺たちの映画を地で行ったんだ、お前は
だから刑事になった
嘘から出たまことじゃないか
大事にしろよ
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