夢をテーマにした新感覚ヒューマンドラマ映画。
舞台は、精神研究所。
天才研究員・時田が開発したDCミニという人の夢に入り込める画期的装置が何者かに盗まれたことにより次々と研究員達が奇行を始めるという事件が起こる。
研究員であり夢に入りパプリカとして患者の治療をする医師でもある敦子は夢の中に入り犯人を探す。
今敏監督の作品はどれも夢を見ているような不思議な感覚を味合わせてくれる。
よくもこんなに混沌とした世界を映像にできるものだといつも感心する。
さらに今敏監督のすごいところは、映像がすごいだけでなく、メッセージ性がちゃんとあることである。
今作パプリカでは、抑圧された恋愛感情という描きにくいテーマを見事に表現している。
感情を抑圧することが多い私にとって今敏監督の作品は抑圧した感情を思い出させてくれるとても貴重で大切な存在です。
