PERSPECTIVE

パプリカのPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
4.0
巷では今敏監督の代表作といわれているこのパプリカだが、個人的にはこれまでの3作のエッセンスをまとめたベスト盤のように感じられた。しかしそれに対する90分という短尺にビジュアル完全重視の制作過程、さらに千年女優の時はブレーキになっていた平沢進の音楽も(氏が劇伴制作に適応してきたからか)逆にアクセル全開で作品を勢いづけた結果、どこか消化不良感が残る結果となってしまった。
このインターミッションを経て作られるはずだった第5作目はさぞ洗練されたものになっただろう。
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