みほ

アメリカン・ラプソディのみほのレビュー・感想・評価

アメリカン・ラプソディ(2001年製作の映画)
3.8
エヴァガルドス 監督の実体験を元にしたドラマです。

1950年代…
共産独裁体制のハンガリーからアメリカへ政治亡命する際に、手違いから置去りにされた末っ子0歳児。6歳になりやっとアメリカで両親と暮らせる事になったが、ハンガリーの里親に情が移っていて気になってしまうし、アメリカにも馴染めない。
16歳になった少女は里親に会いにブダペストへ向かい自分の居場所を探す…

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当時16歳の スカーレットヨハンソン と ナスターシャキンスキー が親子役という素敵なキャスティング。

スカヨハがぁ、とても良かった!
実の両親か里親か?母国ハンガリーか自由の国アメリカか?
ちょっと厳しい(訳あり)ナタキンママへの反発心、思春期特有の揺れ動く不安定な気持ちが、全身からにじみ出て居るような佇まい。
16歳とは思えない存在感でした!

本作を観てソフィア・コッポラ監督は「ロスト・イン・トランスレーション」にキャスティングしたんじゃないかと思ってしまう程、ブダペストの街を彷徨い歩いてるだけで絵になっていた。

300人弱しか観られてない作品だけど、とても良かったです♡

時代に翻弄された家族再構成物語。展開は地味ですが、涙腺が緩みます🥲
みほ

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