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シノーラのkojikojiのレビュー・感想・評価

シノーラ(1972年製作の映画)
3.5
1972年 アメリカ 監督はジョン・スタージェス。「荒野の七人」「大脱走」などヒット作を多く手がけた監督だ。

 主演はクリント・イーストウッド。
 誰が敵か、どんなストーリーか予想できない変な西部劇。つまり異色西部劇だ。
だから、素直に楽しめない。
ただ、ロバート・デュバルが出ているから、いずれ彼と戦うのだろうと思いながら観ていた。

 1900年、メキシコとの国境に近いシノーラが舞台。
 流浪のガンマン、ジョー・キッド(クリント・イーストウッド)は、些細なトラブルがもとでシノーラの町の留置場に放り込まれる。裁判所で判決を受けるが、そこにメキシコ人の武装集団が乱入し、ジョーは騒動に巻き込まれる。
彼らを率いるチャーマ(ジョンサクソン)は判事を捕らえようとするが、ジョーの機転で判事は助け出され、武装組織は撃退される。

同じ頃、大地主ハーラン(ロバート・デュヴァル)が一流のハンター・ガンマンを連れてチャーマを倒そうとしていた。ジョーはハーランの求めに応じて共に追跡の旅に出る。

ハーラン(ロバートデュバル)率いるガンマン達は結構強敵で、いずれ彼らと戦うことになるだろうと思うとそれは楽しみだったが、簡単に殺してしまって拍子抜け。
ただライフフルによる長距離の狙撃の戦いは珍しく、これはなかなか見応えがあった。

残念ながら、最後のハーランとの対決も盛り上がりがなく、ちょっと他のイーストウッド作品に比べると落ちる。スカッともしない。
監督も年をとったのか冴えがない気がする。

2022.12.17視聴553
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