シノーラの作品情報・感想・評価・動画配信

「シノーラ」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

2.5
クリント・イーストウッド主演の西部劇だが、どうも西部劇はデジャヴ感あり。

シノーラという土地権利争いの物語にイーストウッドが凄腕ガンマンとして絡む話。

酒場に列車が突っ込む斬新さはあったが、それなりの映画だった。
C・イーストウッドと『荒野の七人』のジョン・スタージェス監督が初めて組んだアクション西部劇。流れ者のガンマンが土地の所有権を巡る争いに巻き込まれる。
西部劇のテーマとしては定番だが、全てに物足りなさを感じる。
アメリカ南西部の町シノーラ。流れ者ガンマンのジョー・キッド。大地主ハーラン。所有地は60万エーカー。メキシコ人統率者チャーマー。教会の聖ヤコブの祝日集会。酒場に汽車。「殴らなくても」「この次は頭をふっとばす」
ストーリー自体は傑作になる<はず>の物なんだけど
誰一人としてキャラクターが描けてないし
性格や行動理念みたいな物がコロッコロ変わるから感情移入なんか出来ゃしない

せめてドンパチでもと思ったらコレもまたアッサリと言うかうっっっっっすい!
スタージェスも
何でこんな本で撮らなきゃいけないんだと思った
ただ単に耄碌した
前者だと思いたい
イーストウッドは勿論カッコいい、銃撃戦も見所だ。
しかしその他は退屈に感じるシーンが多かった。
滝和也

滝和也の感想・評価

3.2
荒野の七人、大脱走の
ジョン・スタージェス
監督が、
ダーティハリー直後の
クリント・イーストウッド
と組んだ西部劇だが…

「シノーラ」

何故こうなった…。
残念ながら凡作の域を出ない作品。

シノーラの街。土地を奪われたメキシコ人のチャマ達は街を襲う。巻き込まれたジョー(クリント・イーストウッド)はチャマの手下に襲われ、撃ち倒す。その報復で家を襲われた彼はチャマと土地を争っていたハーラン(ロバート・デュバル)の討伐隊に手を貸し、チャマを追う。

これまず脚本かな…。クリント・イーストウッドのジョーの背景が口頭説明しかなくピンとこない、立場がコロコロ変わるし、故にキャラもハッキリしない。強いは強いみたいなんだけど…行動原理も演出上、希薄な感じ。巻き込まれた第三者で荒野の用心棒みたいになるかと思えば、その狡猾さもないし…。

敵役に変わるハーランも悪い方には違いないけど何かハッキリしない感じになっていて、イマイチですし。

更に何故そうなると言う展開が中盤の村からラストのシノーラへの街での決闘の転換。中盤から各キャラ全てがなぜこうするのかが不自然で理解し難くなる。脚本の強引さが無理筋過ぎる…。

銃撃戦のシーンも、列車突入の大仕掛けはあるものの迫力不足は否めない。またラストもそんな感じ?と言う結末。保安官は何故あんな目に…?

全編イーストウッドは流石にカッコイイのですが、それは御本人のカッコ良さでしかなく、キャラで加速しているわけではないし、スタージェスならばもっとできたはずなんですよね。

荒野の用心棒の様なマカロニ・ウェスタンにしようとしたら、イマイチな西部劇になった感じがしますね。突き抜けている所がないんです。ドル箱三部作には遥かに及ばない。音楽はラロ・シフリンで印象的なんですけどね…。ダーティハリー大ヒット後でこれは辛かったんじゃないかな、イーストウッドも…(T_T)
KT

KTの感想・評価

3.0
2021.2.10

若き日のクリント・イーストウッド、眉間のしわは健在です。

対するはロバート・デュバル。

空気を楽しめればokです。

このレビューはネタバレを含みます


ダーティハリー2に出てきた台詞。怪我をして署へ帰ってきたハリー・キャラハンに嫌味な上司が言うひと言。

「お前は裁判官と陪審員と死刑執行人を一人でやるつもりか?」

現代よりも法律があまり効力を持てなかった時代、これができる人こそ西部劇のヒーローだと思う。そして、ジョー・キッドがわざわざ裁判官の席に座ってハーランを撃ったのには、この台詞と同じ意味があると思う。

ストーリーと主人公の行動の選択、そして上記のテーマがすごく私に響く。私としては星5待ったなし。

モーゼルの西部劇は「殺しが静かにやって来る」を思い出す。遠景に雪山も見えたし。

脚本家の方が「3:10決断の時」の原作者だと知ることができたのも嬉しい。大収穫。
封切り当時予告編だけ見て見逃した作品。メキシコ原住民の土地を収奪していく白人地主(R・デュバル)、抵抗する原住民のリーダー、チャマ(J・サクソン)を殺す部隊に加わった町の無法者ジョー・キッド(C・イーストウッド)だったが原住民に正義があると気付き反旗を翻してチャマを援護し裁判での闘争を諭す。西部劇の肌合いや視点も大分変わって来たことをそれまでの王道西部劇の名匠スタージェスが反旗を立てたとも言える。列車ごと酒場に突っ込み敵をなぎ倒すシーンは圧巻、列車ができた当時は鉄の馬(アイアンホース)とも呼ばれたそうだが正に騎兵隊が敵陣突入した感あり。
Boss2054

Boss2054の感想・評価

5.0
コレは面白かっです❣️
遠い昔に観ている筈なんですが、殆ど記憶がない。
多分、昔は面白いと思わなかったんだろうな…。

やはり若い頃は、速度、テンポの良さとか画面の派手さ、派手な銃撃戦とか大爆破とか、目に見える面白さに興味が行く。
今で云うト、マイケル・ベイの作品の様な、
でも歳を重ねて目に見えない面白さ、
敵味方を含めたキャラクター同士の心理戦とかが見えて来るとまたがらりと印象が変わる。
コレは、そんな作品。

クリント・イーストウッド演じる、ジョー・キッドと云うキャラクターは、置かれた状況が変化するのに合わせてどんどんとその考えと行動が変化して行く。
それらがまさにスリリング❣️
ジョーの中には、彼なりの普遍な正義があるのだろうが、
周囲の行動に対応するために思考と行動はどんどん変化する。
つまり先の展開が読めない。
コレがコノ作品の面白さの秘密だろうな。

クライマックスはまるでドリフターズのコントの様⁉︎
びっくりした‼︎
笑った‼︎

監督が荒野の七人や大脱走のジョン・スタージェスなので、演出が腰が座っている。
カメラの芝居や編集でごまかそうとしない。
殆どフィックス。
堂々としている。

一応敵がジョン・サクソンなのだが、
ホントは、ロバート・デュバル、
音楽は、ラロ・シフリン、
と来れば、もう、燃えよ!ドラゴン!
ブルース・リーが出ていてもちっともおかしくない❣️ あ、幻想を見てしまった…。

大人の西部劇かも知れない…。
方眼

方眼の感想・評価

3.0
1972年”Joe Kidd”。ダーティ・ハリーの翌年。同じ年にイーストウッドは「荒野のストレンジャー」を撮っている。明らかに監督とウマが合わなかった感じの作品。スタージェス演出もこの時点ですでに古臭いな、場面転換は遠景の移動で、ラロ・シフリンには往年の西部劇っぽい音楽つけさせて。脚本エルモア・レナードはイーストウッドと相性は悪くないはずだが、教会での5人抹殺やシノーラ裁判所への殴りこみなどが、サスペンスフルに見えないのは、監督の大仰な作り方のせい。
>|