ロッキーシリーズの中でも社会派作品ながら男たちのかっこいい生き様を描いた傑作。
元チャンプのアポロがドラゴに惨敗する姿は何度見てもショッキングだし目を背けてしまう。しかし自分はリングの上でしか生きていけない、リングを降りたらすぐに忘れられる。ファイターだからこそリングに生きリングに散る、そんなアポロが大好きでとてもかっこよかったし親友の仇を取るためにロッキーもファイターとしてドラゴと戦うことを誓う。エイドリアンの心配する気持ちは分かるけどロッキーを止めることはできない。
それにドラゴ。こいつはただの悪者ではないんだよな、ソ連のプロパガンダとして利用されてる悲しいファイターである。
最後まで見ていくと、どこか切ないけど心には熱い闘志を持っていることが分かる魅力的なライバルなのがいいしロッキーとドラゴのトレーニングが正反対なのがまた面白い。努力とハイテク。どちらも強いんだよな。最後のロッキーの演説は今の時代にも響くと思う！名作です。
