聾学校に赴任した聴者の先生が美しい聾者と恋に落ちるストーリー。
日本でも口話教育、つまり聾児に発語させる訓練が行われてきたらしいが、これは聞こえる側の上から目線の押し付けであって、苦しんできた聾者も多かったと聞く。この映画が制作された1986年当時はアメリカでもまだ口話教育が正しいとされていたのだと思うが、その後の聾教育はどうなったのだろう?
"あなたが私のあるがままを受け入れない限り、私達は深く結びつくことはできない"とサラは言う。
マーリーマトリンは、私生活でもウイリアムハートと恋人同士になったが、別れた後に彼から肉体的性的虐待を受けていたと告発している。
原題は"children of a lesser god" 。"劣った神の子どもたち"、つまりは障害児を指す言葉。映画の内容からすると日本語タイトルのほうがより的確な感じがする。