鱗子

静かなる一頁の鱗子のレビュー・感想・評価

静かなる一頁(1993年製作の映画)
4.8
ものすごいな...... 物凄いぞこれ。原始的なのか画期的なのか...
用意された舞台の上で、人物がものがたりを作っていくのではなく、ヒトの歩く前に道が出来、目指した方へ世界が現れる。従来の映画を揶揄しているのか。舞台が後からヒトをついてまわるとは真逆だ。まるで運命のように...
そしてわたしは『罪と罰』未読なので適当なこといいますが、もちろん運命、でもいいんだけど、段階を踏んで真実に近付いてゆく探偵小説(必ず一つの答えがある)のような作りだとか余計なことを考えてしまった。
圧倒的映像の力に集中が行き過ぎてちょいちょい字幕読み損ねるという......


何にせよ、これはもう、観ていただかないと始まらない!
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