カラックスがベストに挙げていたので前から気になってはいたけど見る勇気がなくて、今回のプーチン批判のニュースをきっかけに思い切って見た。ソクーロフに対する好感度が上がっていたのでかなり歩み寄って見てし…
>>続きを読むディストピアSFかと見紛うほどの異常な廃墟へのこだわり。ベクシンスキー的とも言えるような魅力的な画作りなんだけど、いかんせん図書館所蔵のVHSで見たせいかディテールがよく分かんなくて雰囲気に呑まれて…
>>続きを読むイーストウッドが一生かかっても到達出来ないイーストウッドな映画
それはおそらくアメリカ映画の限界であり、フィクションの限界なのだろう
映画で物語を語るのではなく、映画館という空間自体をフィクションに…
【天才ソクーロフの底なし神秘主義】
(以下は2001年に東京で鑑賞した際のレビューです。)
これまでソクーロフの映画は一作しか見たことがなかった。数年前、「ストーン」を某ミニシアターで見てみたの…
“神はいない”
19世紀ロシア散文の精神世界を下敷きに、ソクーロフは黙示録的夢幻譚とゴシック美学を静謐に交錯させ、観客を形而上学的耽美の深淵へと導く。
そこで我々は、彼の徹底的なペシミズムが形づく…
『罪と罰』の、老婆殺しの青年と、薄幸の少女の出会いを、ソクーロフ・ワールドともいえる、不思議な空間を背景に描いた、シネポエム。本作はソクーロフ25作目の作品だが、日本公開作品は、本作が2本目。1本目…
>>続きを読む【渋谷TSUTAYA VHS回収】
ソクーロフ監督作でタイトルに「静かなる」ときたら、それはそれはどんな睡眠導入映画なのかしらと思い、眠気のない午前中に鑑賞。
確かに静かで動きのないシーンもかなり多…
タルコフスキーの正継、アレクサンドル・ソクーロフ監督作品。非常に排他的で難解、万人ウケを真っ向から拒んでいる崇高なアート作品と言える。ソクーロフによるドストエフスキー『罪と罰』の新解釈編とも言える奇…
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