Tatsu

ドゥ・ザ・ライト・シングのTatsuのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
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このタイミングに改めて。もう4回目くらいの鑑賞になるけど、89年当時から、今の時代で変化しているところといえば、SNSで瞬間的に世界中が繋がり、拡散されることくらい。この30年間で全く状況が改善されていないことに、本当にゾっとする。過激な運動を助長させるような部分からは限りなく距離を保ち、その描き方はどこまでも批評的。パブリックエネミーの使い方も含めて、タイトルの言葉の意味を観客に問う。画面の中に写っているものを「正しいこと」としてジャッジしない、その批評性。
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