カフェオレ

ドゥ・ザ・ライト・シングのカフェオレのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
4.1
「目を覚ませ!!!!」
『ブラック・クランズマン』しかり本作品しかり、スパイク・リー作品はこの台詞が多用されるのだけど、現実を見ろというメッセージなのだろうか。

現在、白人警官による黒人男性殺害事件がきっかけでBLMのデモ活動が世界各地で起こっているが、この映画内でも全く同じことをきっかけとし、街全体を巻き込む大騒動が起こってしまう。

自分自身、人種差別と聞くと白人による黒人への差別をイメージしがちなんだけど、この作品は舞台がブルックリンの黒人街なので、黒人がマジョリティーで白人がマイノリティーということになり、黒人による白人差別が描かれるシーンもあるのが印象的だったし、今まで持てていなかった視点だと思う。

最後にはマーティン・ルーサー・キングとマルコムXの言葉により、何が正しいことなのか、Do The Right Thingの"Right Thing"とは何なのかを学び幕を閉じる。