羽根木の松原

ドゥ・ザ・ライト・シングの羽根木の松原のレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
4.1
黒人差別を勉強中。

まさにダイバーシティー。人種、年齢、
男女、吃音の方、ニックネームにおいての「市長」。それぞれがひとまずの妥協を見つけた上で、主張し、結びつき、暮らす。
真夏の暑い日に、抑えていたものが吹き出す。キング牧師とマルコムXの非暴力と
手段としての暴力。イタリア系の方が営む
ピザ屋さんであまり仕事が好きではなさそうな若者を雇用したり、働きが良くなくても、まあまあ寛容であったり、そちらのピザが、近所の黒人の若者のソウルフードに取り込まれていたりと、住民達は複雑な人間関係を個人の肌感覚で捉えてまあまあやっている。権力や思想を前面に出して生きるという事は生活においては、あまり意味のない事なのかもしれない。などと考えてしまった。