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おと・な・りのtomokenのレビュー・感想・評価

おと・な・り(2009年製作の映画)
3.3
触れなくても感じられる音や声、生活音のもたらす安心感。
画面の質感や主人公の住んでいるアパートのアンティークな雰囲気もあいまって、温かい気持ちになる。
現実ではプライバシーが気になるし、音は迷惑なものと受け取りがちだが、違った受け取り方もできると思う。生活音が聞こえたときも隣の人も生きてるんだなーくらいに捉えられると心がやすらぎそう。
映画のテーマである基調音について語るのが、ゲス小説家というのは残念だった。
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