アパートの″おとなり″同士のふたりを繋ぐのは『音、鳴り』
コーヒー豆を挽く音。
フランス語の勉強をする声。
ご機嫌なときの鼻歌。
癖のあるくしゃみ。
鍵がじゃらじゃら鳴る音。
帰ってきたときのドアの音。
お互いの顔は知らないまま。
その音に惹かれながらお互いがお互いを意識していく様子が丁寧に描かれていて。
昔から大好きで大好きで、何度も何度も観ている映画のひとつ。
すべてが繋がったとき、とっても優しい気持ちになれる。
エンドロールで流れてくる、その後を想像させるふたりの声も好き。
ぜひ、最後まで。
いつだって癒してくれる大切な映画。