Hiro

斬るのHiroのレビュー・感想・評価

斬る(1962年製作の映画)
3.8
これまでの大映作品を観てますと、あきらかに大映は雷蔵でもっているのがわかる

大魔神やガメラ、妖怪達という架空に雷蔵がラインナップとしているのが誠に不思議だ。

本作品は主人公の生き様が何故か暗いものに見えない。暗さ、悲劇をはねのけて見えるほど、雷蔵の存在感は光輝いてみえる。

暗い内容の物語はえてしてテンポが遅くなりがちなのだが、三隅監督はそこは流石である。

普段は東映時代劇では悪役の多い柳永二郎さんの芝居の重厚さも必見である。
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