世界滅亡の危機なのにどこか余裕を感じる人々には疑問を感じずにはいられないがそれさえ目を瞑れば大作娯楽として充分楽しめると思う。
これはシン・ゴジラと近いものを感じるが描こうとしてるものはまるで違う。
シン・ゴジラが災害に対する日本の対応を"リアリティ"でもって描こうとしているのに対してこちらはアメリカのヒロイックイズムをある種象徴的とも言える形で描いている。
異物に対して人種も国境もそして立場も超えてみんなで一気呵成で殴り込みだ!
というアメリカが真に望む平和の形を体現してみせる。
冷静に考えると穴だらけのプロットだし御都合主義も良いところだけどこの点に関しては価値ある一作といえるのではないだろうか?
まぁでもやっぱり1番重要な緊迫感から逃げている辺りこの作品はやっぱり駄作と言わざる得ないと思うんですけどね