ジダンの頭突き

パラダイス・ナウのジダンの頭突きのレビュー・感想・評価

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)
4.0
テロ犯も多くの人達と変わらない、家族がいて喜怒哀楽もある人達であるということを確認させられる映画。
本当にごく普通の青年がテロ実行犯になっているということが衝撃的。
どうしてもテロ実行犯となると極悪人や自分とは全く違った人達と思ってしまうが、実際は多くの人達と何ら変わることのない「普通」の人達だということを思い知らされた。
映画の物語としては、テロの実行に初めは懐疑的だったサイードが思慮のすえ、テロを起こすことを決意し、反対に相棒のハーレドは初めテロを起こすことに何ら迷いがなかったのに、最終的にはテロを起こすことは間違いだということに気が付くという展開。