パラダイス・ナウの作品情報・感想・評価

「パラダイス・ナウ」に投稿された感想・評価

無

無の感想・評価

3.3
最初は心が揺らいでるように見えたサイードとはじめは乗り気だったハーレド。
自爆テロを決意しパレスチナに向かった二人の青年の話。
同じ思想に見えた二人の考えがある出来事から分岐し始める。

前から気になってはいたけど重い話である事は分かってたのでなかなか手が伸びなかった作品。
「オマールの壁」と同じ監督の映画らしい厳しさ。
クライヴ・オーウェンみたいな悲しい思い詰めた目をした青年の顔を見た瞬間から悪い展開しか予期出来ない。
「特捜部Q」の中でカールがアサドに「君のような賢い男が何故バカなことを信じるんだ」と言うセリフがあるが完全に同意してしまう自分としては考えられない主人公二人の行動。
頭の回る大人達が信仰を利用し青年を人殺しの捨て駒に使ってるとしか思えない。
宗教間対立や民族同士の火種になるような神なんてこの世に必要なんだろうか?
「お前が世界を変える」なんて耳触りの良い言葉で若者をそそのかす彼の死に至って無関心なヒゲのおっさんに腹が立つ。
時折彼らの行いの愚かさ、滑稽さをさりげなく強調してみせる皮肉気な演出には監督の冷静さが感じられて良かった。
凧揚げをする少年を見てふと微笑む青年を見てアフガニスタン映画の「君のためなら千回でも」を思い出したけどあちらの方がまだ救いがあったような。
中東の作品はどれも政治情勢や戦争が絡んだ物ばかりなので明るくて楽しい映画が溢れる平和な世の中はいつの日かやって来るんだろうか…
真夜中

真夜中の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

政治的な要素はもちろんですが、確実な死を目の前にした若者のドラマとして見ごたえのある作品でした。善い悪いは別として信念を貫き実行に移すということがどれほど重いことなのか深く考えさせられました。それまでごく普通に暮らし友人と過ごしていた若者が、翌日決行の自爆テロに任命され「神の意志のままに」の一言で覚悟を決められるというのがとても信じられない。
しょ

しょの感想・評価

-
最後は選択肢が1つしかなくなった。
他国他人宗教、そして自分に翻弄されたサイード
tomapii

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4.1
観終えて感じる“後味の悪さ”を忘れてはならないと思う映画だった
#アップリンククラウド
PETER

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3.8
尊敬する友達のおすすめ。
自爆テロの犯行声明くらい自分の言葉で話そうよ。
神を連呼する割に、最後の願いは町中に自分の殉教ポスターをばらまいてほしいっていうね。
冴えない人生に一発ぶちかましてやろうって気持ちが微かにだけど感じられました。
観ました。

自爆攻撃なう。
とか言ったら誰かしらに怒られるかな。
これを観てどう思うかは人それぞれだけど、自分だったらどうするとか考えたらどうしようもなくなったから考えるのをやめた。
牧一心

牧一心の感想・評価

3.2
主人公のサイードはこの映画のなかで一回も笑わない。抵抗しなければ占領が進むし、抵抗できる方法は命をかけての特攻。終わりを迎えると、冒頭の5分のほのぼのさが懐かしくなる。
metamegane

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4.2
自爆テロって呼ばないで
という監督のインタビューは必読(公式HP参照)
自爆攻撃までの48時間、希望もないけど緊張感もない日常が描かれます。最後の晩餐シーン、ジハード宣言ビデオや水のフィルターのくだり、フランス育ちの娘とプチ恋愛など、重苦しさを避けるための暗喩的な表現が好みでした。
宗教観よりも主人公個人の意思に基づくようなラストですが、色んな解釈があっていいと思います。
自爆テロする人ってすごく怖い人なんだと思ってたけどきっとそんなことないんだと思う。
そういえばこないだ読んだ小説もテロの犯人の話だったし最近テロの話ばっかりだな。
講義でパレスチナ問題を学んでからみたからなんとなくわかったけど、なにも知らずにみたら情勢とかわかんないのでは?わからなくても楽しめるとは思うけど、関心を持つための入り口って感じなのかな。
tamu

tamuの感想・評価

3.5
授業で鑑賞。
自爆テロで死ぬことが英雄としての死に方、というのが自然に染み付いているのが恐ろしい。彼らの生活とか価値観とかを垣間見れる緊迫した、考えさせられまくる1時間半。ラストシーンがとても印象的。
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