Kana

ミセス・ダウトのKanaのネタバレレビュー・内容・結末

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「よし、Robin Williamsの作品片っ端から観よう」と決心させるのに充分なほど、彼の魅力が詰まった一本だった。
英語の発音フェチにとってたまらんLatin English、British English 、American English等の使い分け。そしてあの変幻自在の声色。彼にしか作れないチャーミングな空気感。
悪者が一人も登場しないのに、こうもハラハラさせる、ドラマティックなストーリーになるのか。
家族に空いた穴を埋め、笑顔を取り戻したのはミセス・ダウトだったけれど、あくまでそれは演じられたキャラクターであり、ありのままのパパではない。つまりこの家にパパの居場所はなくなってしまったのか…と心配していたけれど、最後ドアを開けた時に立っていたのがパパで安心した。必要だったのは、ミセス・ダウトの要素もひっくるめた、パパだったんだ。
登場人物の表情、小ネタ、どれ一つとっても洗練されている映画だった。最高!
Kana

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