疑心暗鬼。
と、言う四文字熟語はこの作品で学びました。
当初映画館にてロードショー公開されて観賞してテンション上げ上げで観終わったなあ。
昨今のコロナ感染と濃厚接触、更に濃厚接触との接触。
に通ずる愚かな人間の疑う気持ちをフルバージョンで描いたジョン・カーペンター監督の最高傑作と思います。
この時代はジョン・カーペンターとブライアン・デパルマ監督作品がクローズアップされる80年代。
今でも多くのファンを歓喜させる何かを持つ映画。
CGとか無い時代の傑作。
宇宙人の侵略よりも人間同士の信頼関係を壊す事により目的を達成する事を想定したとすると10
万年前に地球に降り立った宇宙人に勝てるわけない。
それを想定して、いたのかは不明ですが集団心理の一番の弱点でもある。
今までの関係性とか拘っていたら痛い目に遭う。
いやいや彼奴は違うと言っても後の祭り。
事実と可能性で判断するのは希薄した中では押し進めるのは難しい。
映画の冒頭、ノルウェーからの意外な刺客。
隔絶された南極の基地に伝播。
そもそもアメリカ体質は他国への干渉が過多である為今回の様な展開になってしまった。
人間の一番脆弱な所に踏み込むエイリアンに軍配が上がります。
ラストの火事になるアメリカの基地は絶望しかない。
エンニオ・モリコーネの曲がより一層怖さに深みをもたらすのです。
しばらくシュルシュルシュリシュルシュルシュリの効果音と曲が頭から離れなかったのはロードショー公開時。
暫くしたら無性に観たくなる作品の一つです。