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地獄の黙示録のharuのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
3.4
ベトナム戦争下、主人公ウィラード大尉に命じられたミッションは精神に異変をきたしてカンボジアのジャングルの奥地で狂った独裁王国を作り上げてる元エリート軍人のカーツ大佐の暗殺。ほんとに戦場じゃん!?と思うほどのありえないスケール感や、ワーグナーを爆音で流しながら空爆しまくる有名なシーンは「お~!!」という感じだったけど、ん~~~なんというか…期待度が100だとすると70くらいだったな…。
理不尽で、何が正義かわからないような戦争の地獄さは確かに十分味わされる。それはそうなんだけど、コメントしてる人もいるように、肝心のカーツ大佐の王国に踏み込んでからが「えっ?」と期待外れな感じ。そんなにヤバいカーツ大佐って、一体どんな人なんだろう!?という恐怖と裏腹に、キレキレ軍人と言いつつぽっちゃりだし人相があまり怖くない…ああなっちゃった理由もよく分かんなかった。一番ヤバい奴だったのは実はカメラマン(デニスホッパー演)なんじゃないかという…。
ベトナム戦争映画たくさん見てる訳では全然ないけど、フルメタルジャケットのほうが「狂気」って感じで怖かった。
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