青が散る

地獄の黙示録の青が散るのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
3.6
朝のナパームは格別だ

ベトナム戦争の狂気を描いた地獄のような世界観に見入ってしまいました。妻と離婚してまで来たベトナムでの任務が味方の上官殺しという脚本が残酷で面白いですね。圧倒的なスケールと夕日に映える橙色を基調とした映像美が印象的でした。"ワルキューレの騎行"を流しながらヘリで襲撃するシーンは大迫力で心躍りました。後半は狂乱と化した惨状が淡々と流れる展開で少し退屈でしたが、マーロン・ブランド演じるカーツ大佐のラストシーンは圧巻でした。
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