2019年 18作目。
フィルムマークスのマーク数が非常に少ないがこれは誰もが観るべき傑作。
あのルノワールがこの脚本を読んだ際、まだ企画段階だった名作「大いなる幻想」と交換して欲しいとデュヴィヴィエに頼んだという逸話がある程…
1936年制作とは正に驚愕である。
2019年に発表しても劣らない濃密な人間ドラマと人生賛歌が僅か90分の間に描かれたエンターテイメントだ。
どん底で仲良く暮らす男たち5人組。
夢を描き、憧れを抱き、仲間同士助け合い、力強く生きていた。
そこに10万フランという大金が転がってくる。
彼らはより団結し、皆の夢、幸せの為に躍進するのだが…
ジャン・ギャバンはベッケルの「現金に手を出すな」のイメージが強かったが、こっちの方が凄いすね。
調べるとハッピーエンドver.もあるみたい、前のIVCが出したディスクには2バージョン収録していたらしいが、恐らくこのバージョンしか修復されなかったのだろう。
うーん、本当に凄い映画。
リメイクされないかなぁ。