クマヒロ

担え銃/チャップリンの兵隊さんのクマヒロのレビュー・感想・評価

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64作目『犬の生活』に続くチャップリン出演66作目の作品で、こちらも記念碑的な作品。戦時中、塹壕の中で暮らす兵士の厳しく孤独な生活を喜劇に落とし込む作品は当時としては画期的だったそうで、今観てもそのことがよく分かる作品でした。

チャップリンの作品の面白いところは単なる喜劇ではなくチャップリンが悲劇に巻き込まれていくことで喜劇を作り出し、その先にある社会問題を感じさせるところにあると思いますが、本作はその真骨頂のようでした。

アダム・マッケイ監督にまで通じるブラックコメディの始まりも感じました。
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