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担え銃/チャップリンの兵隊さんのbobのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

初チャップリン。
無声映画、身体表現と音楽のみで語られる映画ということで、私は音楽に注目しながら観てみた。きっと身体表現から観たら新しい気づきが沢山あるんだろうな!
物語の展開も面白かったです。夢物語でオチがある感じが、The コメディ。

以下、音楽ド素人による個人的な音楽の感想!アマプラの音楽の字幕が助かりました。学び多し!(お手柔らかに…)
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・軍隊練習→睡眠 のシーン
高揚な音楽から、音数少なめ、長く伸ばす音の音楽へ。軍隊は規律だから音も短めで跳ねのある、キレがある音に感じた(音の余韻を許さない感じ)。逆に睡眠=休みだから、音もリズミカルから伸びやかでゆっくりに。最後はフェードアウトで締まってる。

・その後の日常のシーンは、「やわらかい刺激的な音楽(字幕ママ)」。
軍隊ほど緊張感はないので音の伸びはあるが、アクティブ状態なので複数楽器を用いて音の重なりがあって、睡眠時との音楽とは差別化が図られている…?

・敵が来るシーン「激しい高揚の音楽」
うまく言語化できないけど、運動会の最初の行進曲っぽい笑

・帽子が頭上で動く音をドラムで表してるの面白いね

・「騒々しい行進音楽(字幕ママ)」はやっぱり緊張感があるね。(疲れちゃって言語化は出来てないけど!)

・「感情的なオーケストラ音楽(字幕ママ)」は基本高音。
音は伸びやかだけど、音程の細かい上下はある。太鼓で言うと屋台囃子の笛っぽい。
高音で伸びやかだとこんな印象になるのか。高音だから耳に残りやすくて、心は休まらない。これが感情的ってこと?笑

・ワルツスタイルって、どんな印象を残したい時に使える音楽?映像からもコミカルな印象は受けたけど、それは他のシーンでもそうだしなぁ。

・アラートスタイル音楽は、初めて聞いたのに「あっアラートだ」って分かるから不思議。

・時計を見ているシーンの音がBPM60ぐらいで、なるほど!って思った。音楽から秒針の経過をしっかり感じ取れた。

・「コメディ風のサスペンス音楽(字幕ママ)」
他の音楽と比べると音が全体的に低め?(というか短調なのか?知識乏しくてそこらへん分からん、、!)サスペンスって普通コメディ感出せないと思うんだけど、コメディとサスペンスの両立ってできるのね〜。そこら辺の音の雰囲気がまだ今の私には掴めない。

・劇的なオーケストレーションでは、細かい8音からなるフレーズがずっと繰り返されてる。ドキドキハラハラする。

・後半の音楽はよく分からなかった。(無知すぎて&普通に映像に見入って)

・映画の最後、エンディングを表すために音楽がだんだんゆっくり(調べたけどリタルダンドって言うのね)になるの良い。物語を締めるぞ!っていう雰囲気を強く感じた。最後の音まできっと丁寧に扱っているのだと思う。
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