torisan

担え銃/チャップリンの兵隊さんのtorisanのレビュー・感想・評価

4.0
今年は改めてチャップリンに向き合うぞ、という事で犬の生活に続く短編を鑑賞。権力や、貧困という理不尽を笑い飛ばしてくれるチャップリンのコメディの中で、やはり最大最悪の理不尽である戦争を、見事に馬鹿馬鹿しい笑いに変えてくれている。WW1真っ最中の1918年に、塹壕戦をこんな風に描いてしまうのは軽やかに見えて豪胆ささえ感じる。終盤の世界人類に平和を!という底抜けにストレートで熱のこもったメッセージは、心揺さぶるものがありました。
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