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扉の陰の秘密のtのレビュー・感想・評価

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)
3.9
他人に閉ざされた心の闇を「扉」そのもので表す。ヒッチコック的な「実は夫はヤバい奴なんじゃ…」系統の話だが、脚本の不出来かラングの意図なのか、明確に回収されないようなモヤモヤが多く残り不気味な余韻を残す。前半の街中での喧嘩騒ぎとモノローグ、メキシコでのハネムーン時の不思議な出来事、法廷シーンの闇など。
この奇形な雰囲気は「狩人の夜」のそれを思い出したがスタンリー・コルテスが撮影なのを知りなんとなく納得。また、「飾窓の女」「浜辺の女」のファムファタールぶりを知っている分ジョーン・ベネットの視点にも不信が募る。
それにしても夫、悪趣味すぎるだろ
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