tさんの映画レビュー・感想・評価

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2017未登録 「マルセル」「チコレ」「ベルンハルト・ルジンブール」「灰色の領域」「われら山人たち」「緑の山」「野川」「引き裂かれたブルーフィルム」
2018未登録「団地妻、投稿写真に魅せられて…」「ほんとにあった!呪いのビデオ35/45」「放送禁止6 デスリミット」

映画(1997)
ドラマ(0)

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

4.0

片腕を持って逃走する梶芽衣子からして狂っている。なかなか暗いトーン。3作目にして自ら手を下さなくとも仇敵を破滅させる能力を獲得。カラス攻撃のくだりはあの小屋で手なずけたのか?
手配写真がキマってる。そ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

水で洗い流せる犬のフンと流れずこびり付き続けるもの。タチ映画の如きディープフォーカスで隈なく見渡せる世界、良し悪しはともかく観応えはある。主にパン長回しでこれでもかと綺麗な映像が続くが、自分の考える映>>続きを読む

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.5

教科書的な説明抜きにひたすら面白い。今回は甲板上とオデッサの階段上シーンの豊かさ、ショスタコ5番とのリンク具合に感動した。第1章のタイトル「人々とうじ虫」ってのも良い。港に安置された死体側から、黄昏時>>続きを読む

ストライキ(1925年製作の映画)

4.0

「暴動島根刑務所」のような乱闘と殺戮に血が滾る。ショッキングな瞬間が多く、序盤の密偵紹介ゾーンで動物がたくさん出てきて和むなあと思いきや猫の死骸が吊るされたり牛の屠殺があったり。ラストの工場の高低を捉>>続きを読む

メキシコ万歳(1979年製作の映画)

4.0

フラハティイズムを感じる(制作年は「タブウ」と同じ1931年)。冒頭からギョッとするショットの羅列。マゲイなる巨大植物や髑髏を含む画の強烈さ。制作費が足りて革命パートが撮れていれば。。

アレクサンドル・ネフスキー(1938年製作の映画)

3.0

プロパガンダ史劇なのは良しとして異様な鈍重さがあり辛い。エイゼンシュテインのトーキー初作と言うのが大きいのだろうか。

少年(1969年製作の映画)

4.0

当たり屋一家ロードムービー。全編に逃れられないどん詰まりの寂しさが漂う。ショット一つ一つの作り込みが美しい。産婦人科から出て向こう側から走ってくる小山明子に正面からカメラを向けるあのシーンの長さが、彼>>続きを読む

明治大正昭和 猟奇女犯罪史(1969年製作の映画)

4.0

分かり易くエログロ路線で、みんな死に様が安くて良い。阿部定パートは本人が出てくる(吾妻橋?の上でインタビューというのは思案橋を模してるのか)が切断から遡っていく形式でそれが効果的なのか疑問。吉田輝雄の>>続きを読む

L.A.大捜査線/狼たちの街(1985年製作の映画)

4.0

主要キャラがあっさり死ぬ映画はだいたい名作。俺の犬になれ、に痺れる。

幻の湖(1982年製作の映画)

4.0

昔は東宝も懐が深かったんだなと思える怪大作。愛犬がシロという名前の割に白くない。良い人が多い。時代劇パートが辛いが皆死に様が豪快で楽しめる。和服で走り出しつつ地の理を活かそうとうするモノローグ、その割>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.5

フリードキンの編集に夢中。冒頭のフランスパンかじり、爆走サンタの高揚感。乗用車vsメトロの追いかけっこ。すべてを支えるジーン・ハックマンの常軌を逸した執念。

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

4.0

まさかの女囚モノで尼僧モノ、ヌード多めで東映映画みたいだった。単語を交互に言い放つ観念的山手線ゲーム、浜辺に座礁するベッドの枠組み、卵靴瓶など。
イメージと言葉の羅列という感でなかなか辛い部分もあるが
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セックス・チェック 第二の性(1968年製作の映画)

4.0

スポ根×両性具有。オリンピック前でジェンダー論盛んな昨今、この映画がどう受け入れられるのか気になる。女体を知り尽くした(?)緒形拳の全言動が噴飯もので、友達にも本作を見せて緒形拳ごっこを提案したくなる>>続きを読む

黒い画集 第二話 寒流(1961年製作の映画)

3.5

新珠三千代の巧さに対し池部良の大根ぶりが際立っているのは上手く作用するやつかと思いきやそう言う訳でもなかった。倍返しできないサラリーマンの世知辛さ。上司と急遽湯河原旅行という展開も嫌だが昼からあんな案>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

じれったい。不気味な空気は終始充満している(音楽はコリン・ステットソン!)が、記号の羅列が機能していると思えず。来るか来るかと煽りつつも寸止めが続き爆発に至らず、という感じ。ハエ、アリの量はすごい。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

時間描写や省略の感覚、観客への信頼が感じられる語り口が素晴らしいが、スケールと感傷が過ぎるようにも思える。パーティでのスキンヘッド男演説、あれはどうなのだ…?ラストショットには全鳥肌が立つ。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

5.0

こんなに面白い映画があって良いのだろうか…今この瞬間、しかない。鬼のような編集の切れ味も死の呆気なさも最高。クルーゾー版も大好きだがこれはネジが飛んでいる。上映前ジジイ同士のプレ乱闘含め間違いなく今年>>続きを読む

甘い抱擁(1968年製作の映画)

4.0

LGBTに関する映画がもてはやされる昨今だが、このアルドリッチ流エグみに到達できる代物はどれほどあるのだろうか。ババアは黙ってジントニック。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

カット割りすぎたが楽しかった。映画としては普通でバンドで演奏することの意味をもっと演出してほしい感。そう思うと「ちはやふる」は良かったな

透明人間(1992年製作の映画)

4.5

視覚にまつわる映画は演出力が試される(気がする)がカーペンターはCG礼賛で終わらせず見事な仕事をしていた。透明人間であることの孤独、透明人間として他人を愛すること、透明人間としての恥じらい(周りに見え>>続きを読む

カラーズ 天使の消えた街(1988年製作の映画)

4.0

LA市警24時。生意気さを凝縮したような顔面のショーン・ペンと定年間近のベテラン巡査ロバート・デュヴァルの男ふたり映画。ドラッグセックス80sヒップホップにまみれたティーン達のリアルな生活感。警官チン>>続きを読む

不滅の女(1963年製作の映画)

4.5

男が謎の女に翻弄されるイスタンブール奇譚。横滑りするカメラと不確かな記憶という主題で「去年マリエンバートで」の脚本もロブ=グリエであったと思い起こしつつ、微睡みの中夢か現か判然としない貴重な映画体験と>>続きを読む

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.0

運び屋トランティニャンが組織の指示により右往左往させられるメタフレンチノワール。いかにも面白そうだが脚本の完成度は疑問。メタに徹することができずサディスム趣味が随所で主張してくる。娼婦マリー=フランス>>続きを読む

BACK TRACK バックトラック(1989年製作の映画)

4.5

ロードムービーベストに入れたい私的傑作。ジョディ・フォスターがLEDアーティストという時点でワクワクしつつ一気に殺人と逃走劇が始まるまでの畳み掛け。省略する部分のセンス抜群。重音フェチなテナーサックス>>続きを読む

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.5

吸血鬼映画と思いきやフライトパニックもので、開始早々墜落して「地獄」(中川信夫ver)展開かと期待するも、ハドソン川ばりの死者ゼロからエイリアン/サバイバルものに突入し最終的に「ボディスナッチャー」と>>続きを読む

Grass(英題)(2017年製作の映画)

3.5

これも確実にホンサンスの映画だが夜の浜辺で一人に続く重々しさがあり監督は死期でも悟ったのか?となった。カメラの感触やワーグナーによるBGMが終始鳴り続けるというのも新機軸。キム・ミニによる人間観察が痛>>続きを読む

川沿いのホテル(2018年製作の映画)

4.0

衝撃のポエムおじさん映画だった。断絶した男性と女性の世界、自然への眼差し、濃厚な死の香り(小津で言う小早川家の秋みたいな)、ホンサンスの新フェイズを感じる。相変わらずチャミスルで泥酔はするが。猫へのズ>>続きを読む

憐 Ren(2008年製作の映画)

3.5

「魔法少女」の方が好き。学園ものの記号たちにシネフィル的感性とSF設定で戯れるが心は動かず。。バスケと自転車

俺達に墓はない(1979年製作の映画)

4.0

ヒロインがヤク中の映画をもっと観たい。
BAR「阿邪馬」和食レストラン「五十鈴」

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