難しい映画だった。
それ位、キャラクターに感情を吸い寄せられる映画だった。
次の展開を追ってる間に終わっていた。
人間の感情って、繊細で扱いにくいからこそ美しく感じるんだろうなと思った。
この映画、途中までは
“幼少期の記憶や思い出ってヒトの人格形成に大きく影響を与えるもの”
という風に受け取れるけど、終盤に進むに従って、2人が信頼を築いていく過程の中で、
“過去に縛られた人間を救い出そう”
というメッセージが真なのではないかとも感じた。つまり、
“今を生きていこう”というメッセージ。
これは、アドラーの有名な著書「嫌われる勇気」にも記されていたことだ。
色々な解釈を加えることが出来る面白い映画だった。
“心を不安定にさせてくる”音楽も映像の肝になっていた気がする。
最後に一つ。
「父を探す旅」か。。このタイトルの日本語訳もう一捻り出来そうだなぁ、と。
