鉄

漫才ギャングの鉄のレビュー・感想・評価

漫才ギャング(2010年製作の映画)
1.6
佐藤隆太と上地雄輔が留置所でバッタリ出会ってそのまま漫才コンビを組んでメイクマネーしていくという映画。

漫才がテーマになってる映画とはいえ、こんなにも全編の会話がボケとツッコミだけで進んでいくとかったるくて仕方がない。その中でも佐藤隆太が心の声的な感じで、それも時折カメラ目線でハッキリ口にして会話の相手に対してツッコミを入れていくのが余りにもウザ過ぎる。アクションシーンはつまらなくはなかった気がするものの、それ以外は…

石原さとみの役といい宮川大輔の役といい、主人公達を甘やかしすぎ。そんなに甘い世界なんだな〜って思っちゃった。秋山さんが出てくるシーンは笑っちゃったけど、これは秋山さん自身が面白いからなんだよなって。暴力の世界に残るか否かや、借金をどうするか、結婚するかどうかみたいな事は挫折やら葛藤やらを描くくせに、お笑いについてのそれは何にも無いってのもなんだかなと。

相方変えたのに、その相方を活かすようなネタとかにはならないんだな〜と思った。
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