ShinMakita

ワイルド7のShinMakitaのレビュー・感想・評価

ワイルド7(2011年製作の映画)
3.0
☆mixi過去レビュー転載計画



〈story〉
続発するテロ・凶悪犯罪に対抗するため、元警視庁参事官・草波は、犯罪者で構成された超法規的警察官グループを作り上げた。その名は〈ワイルド7〉。数多くのテロ犯人らを退治した彼らだが、その暴力的行動が問題視されている。そんな中、多くの機密情報を有する危機管理局PSUのトップ桐生が、テロ情報を利用して株を操作し巨万の富を得ていたことが発覚。草波は次の標的として桐生に狙いを定めるが、桐生は反対に国家権力を使ってワイルドを解体、メンバーを指名手配犯として公表してしまう。ワイルド7リーダー・飛葉は、逃亡者となったメンバーを率いてPSU本部に乗り込んでいく…

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小学生の頃、風邪ひいて休んだ時に親が買ってきたマンガ本…それが「黄金の新幹線」。そこからが、俺の望月三起也沼でした。「ケネディ騎士団」、「秘密探偵JA」、「優しい鷲JJ」とコツコツあつめ、ついに本丸ワイルド7に手を出していったのです。そして「新ワイルド」、「続新ワイルド」、「飛葉」と行ったところで小休止。結婚を機に全てのコレクションを処分してしまったものの、いつか新作が出ないかなぁ…と思っていたところ、

唐突に実写化⁈の情報…

で、喜び勇んで劇場に行きましたよ。

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んで、映画「ワイルド7」。

瑛太に椎名さんに深田恭子…若干うーーんなキャスティングだし、ストーリーは幼稚だし、説明セリフの多いダメ邦画寄りの評価ですよ、一般的には。

ま、確かにダサい映画なんですが、原作への愛もそれなりに感じますよね。「退治」というキーワード、「どぶさらい」というTV版への目配せセリフ、クライマックスの「魔像の十字路」的絶望感、みそっかすユキと飛葉のロマンスギリギリの関係など、やはりファンは嬉しいもの。評判の悪いカチンコエンドロールも、望月先生ご本人の出演でありがたみ満載でしたよ。


OVAや子供向けTV版でしか見ることができなかったワイルドを、しっかり劇映画にしてくれただけでもう100点。確かにバイクにも銃にもマニアックな目線が全く無かったけど、それでも良いじゃん。中井貴一の草波なんて、ドンピシャだったじゃん。だからスコアはこの辺で!
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