八畳

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌の八畳のレビュー・感想・評価

5.0
念願の視聴が叶った。さくら氏はちびまる子ちゃんやコジコジのようなギャグが注目されがちなのだが、実は少女漫画家として乙女要素もしっかり有している。ただ、その要素は漫画の扉絵だったり一部のエッセイだったりには出ていたが、なかなか漫画本編には盛り込めなかった。
その乙女要素が劇中曲のムービーという場を得て、ちびまる子ちゃん本編とついに一体化できたのが本作だ。
ストーリーも素朴で無理がなく、しかしだからこそ日常に現れ得る悲しみとして我々に響いてしまう(泣いた、マジで泣いた)。
もちろんちびまる子ちゃん本来の面白さも健在。映画館ながら観客の笑い声が随所で聞こえてきた。
次に観られるのは何年語か。そのときにもまた観たい。
八畳

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