おにおに

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌のおにおにのレビュー・感想・評価

4.0
昨日TARAKOさんの訃報があり、この映画のことがすごく話題になっていた(=評価が高い)ので、NETFLIXに課金して鑑賞。
ネタバレはなしで感想を。

そうですね、評価が高いのをきいてみたので期待が高すぎたかもしれません。
まぁ泣けたけど、期待以上ではなかったかなぁ。

いちばん泣けたのは、まる子がジャングルジムにのぼって・・のシーン。さすがにあそこは泣けた。
なんてことないストーリーなんだけど、こんなに泣けるのは大人になったからでしょうねぇ。
たぶん対象年齢7歳の子どもにはそこまでには刺さらないんじゃないかなぁとおもう。

ちびまる子ちゃんは昭和感がいいですよね。なにもかもみな懐かしい。
「あの歌は実は5番まであるんだよ」なんて話は、今だったらGoogleで検索したらすぐ出てきちゃうけど、あの頃は「知ってる人」に教えてもらうまでわからなかったもんだよ。
それから、昭和のあの頃(恐らく昭和30年代後半か40年代前半だろうとおもわれる)は、まだ戦争の爪痕を知るおじいさんおばあさんが普通にいてね、ああいう話も今よりはだいぶ身近だっただろうとおもいます。

劇中ところどころに「歌」が挟まってきます。
この感じは「BLUES BROTHERS」だ。歌もいいけど、さくらももこ先生の世界観の独特のあの絵がいいですねー
ああ、「さくらももこワールド」だなぁとおもう。そこだけでもこの映画は見る価値がある。

そうですねぇ、よかったんですけど、大野くんと杉山くんの話の映画のほうがもっと泣けたし感動は上でした。
終盤の畳みかけからエンディングまでちょっと間延びするのがダメなんだろうとおもいます。構成的に。

それからネタバレになるのでぼやかして書きますが、こちらのお姉さんの話はやっぱりちょっと時代を感じてしまう(=前時代的というか、令和の価値観だとちょっとそぐわないというか)というのがある。

佳作だとは思うので★は4点台。★4.0にしておきます。
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