みんと

マーニーのみんとのネタバレレビュー・内容・結末

マーニー(1964年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「白い恐怖」ならぬ「赤い恐怖」。”女性の幼少期のトラウマによる犯罪と性的異常”というテーマや、「これぞヒッチコック!」と言わんばかりの「赤い恐怖」の種明かしのシーンの演出は素晴らしかった。
しかし、ショーンコネリーと出会った辺りからかなり冗長に感じてしまった。個人的には、最初から母親とのシーンまでが興奮のピークだったかな、、、。

しかし何といっても、マーニー役のティッピ・ヘドレンが美しすぎた。服やバッグ、化粧の仕方、ネイルとかもめちゃくちゃ可愛い。ヒッチコックも、常に彼女を”謎めいた魅惑的な美人”として撮ることに徹底しているようにも感じた。
また、この時代のファッションはもちろん、ヒッチコックの色彩感覚が好きなんだなと感じた。特に、最初の方のスーツケース二つを広げて中身を映すシーンなんかの服や小物の色合いが本当に可愛かった。



と、こんな感じて、ヒッチコックの有名作を全部観終わったので、これからは世間的に「ヒッチコック低迷期」と言われる不評な作品を観ていく!(笑)
みんと

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