戦災孤児（とくに原爆罹災）の保護施設が舞台の学園もの。
児童文学で有名なタイトルを映画化したもの。学校団体鑑賞の需要は当然狙っていたものと思われる。
ただただ元気な子どもたちがいいね。悲壮感担当の都会からきた転校生もいるけど、メインキャストに悲壮感はかけらもない。
コンビーフと間違えて、コーンスターチの缶詰をがめてくるくだりの、見つかって怒られたけど、もうしないからセーフみたいなの最高だった。
同じような理屈で、鉄屑拾いも際どいことやってる。
正義ジャッジはもっとゆるくていいんだよね。
ほとんどが痛快な冒険譚で、要所要所でお母さん話でしんみりさせてくる。
小説と映画の違いが原因なのか、全体としてはいまひとつな印象だった。
男女とも全裸が写るのびっくりした。
日活のリソース使ってるせいか、衣装や小道具の使いかたすごかった。
回想シーンに赤いフィルターかけてた。あまり見ない手法だけど効果的だった。
面白かった。

「アラビアのロレンス」と2本立て。

良いお話の作品です。
内容もだけど撮影の時の記憶の方が色々残ってる。
市毛良枝さんはお綺麗でしたし赤塚真人さんは優しい方だった。
毎日醤油漬けのシャツ着て撮影してましたww
当時小３の元エキストラより。