時代はケネディ大統領が暗殺された頃。
簡単にいうと記者による潜入捜査。
潜入先はナチスの残党の秘密結社。
ナチハンターと言えば「ブラジルから来た少年」だけどあれは現実味に欠ける。面白かったけど。
残党たちは身分を変え世界に散らばったってとこは「手紙は憶えている」みたい。そしてその費用は「黄金のアデーレ 名画の帰還」みたいに強奪した財宝から捻出されているってことか。
ナチスは〜って設定だけで恐怖を煽る演出も説明も不要になってしまう。
軍人は命令に従うだけで自分の意思を持たないように訓練される。命令に従って人を殺すことが正しくて命令に背くことが罪だった。そう信じた虐殺者は戦争が終われば断罪されるため逃げ惑う。
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戦争って矛盾だらけ。
何の意味があるのか?誰でも納得できる説明をできる人なんていないんじゃないかな。
映画としては盛り上がりに欠けましたが、下手に派手すぎるアクションなどかなかったのは好印象。(爆破、カーチェイス、銃撃戦とか)地味だからこそ軍人の言い訳や心理などが際立つ。老人の使い方が上手く、ラストに真実が隠されていました。よくそのことを誰にも言わずに黙ってたな。執念とはこのとか。