やむちゃ

ヤング・マスター/師弟出馬のやむちゃのレビュー・感想・評価

4.3
備忘録
中学1年の春休みに鑑賞。

バトルクリーク・ブローに続いて東宝の映画館で公開されたジャッキー映画第二段。
楽しみで敷島シネマ(現TOHOシネマズなんば別館)に前売り券を買いに行った。
おまけ(特典)で貰ったソノシートは今も持っている。ジャッキーが歌う「さすらいのカンフー」の一番と、日本語メッセージ(「わたしはジャッキチェーンです」、「ヤーングマスタ」などクセのあるイントネーション)が入っていた。
おそらくチケットの半券も探せば残っている。
ポスター、チラシ、パンフの表紙はイラストだったが、東映のモンキー・パンチではなく、東宝オリジナル。この頃の香港映画はイラストのポスター・チラシが多かったように思う(ジャッキーのモンキーシリーズを始め、Mr.BooやMr.ノーボディ、ポップマンなどなど)

作品は、モンキーシリーズの集大成をさらにブラッシュアップした感じ。
今までの楽しみだった「特訓して強くなっていく」というお楽しみはないものの、立ち回りのレベルが格段に高くなっており、ストーリーが進んでいくに連れどんどんエスカレートしていく。
最初のうちはモンキーシリーズのような約束組手的な立ち回りが、後半は実戦的でハードなものに進化していく。
作品の中で、今までの自分自身のアクションの系譜を見せているようだった。
酔拳や蛇拳など特定の型はなく、実践ぽい立ち回り。
ラストのウォン・インシク戦は、酔拳・蛇拳のウォン・チェンリー戦、スパルタンXの対ベニー・ユキーデ戦にならぶ名バトルシーンだと思う。

映画自体もゴールデン・ハーベスト製で予算も潤沢、キャストも豪華で楽しかった。
ジャッキーの純カンフー映画集大成作品。
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