セドリック・クラピッシュ監督の映画が観たすぎてDVDに手を出した。
96年の映画の割には古臭くない。
最近の作品は確かに洗練されてとてもスタイリッシュにはなってるけど、この時からクラピッシュ節は炸裂。
オリジナルの予告編が笑える。
主演のギャランス・クラヴェルは、最近監督の映画によく出てるアナ・ジラルドと同じ路線の素顔がかわいい人。
預けた飼い猫が行方不明になり、ひたすらその黒猫を探し回るだけの話だけど、フランス、パリ感は存分に味わえる。
11区は一度も足を踏み入れてない地区。
フランスって、不便さとか不自由さに悪態つぎながらもそれを取り除くのではなく、それ込みで人と触れ合ってありのままを愛する文化なのかなとふと思った。
階段しかないアパートとか、落書きとか、差別とか。
新作の"En Corps"はいつになったら日本に上陸するのかしら。