ARAN

禁じられた遊びのARANのレビュー・感想・評価

禁じられた遊び(1952年製作の映画)
3.8
幼い少女が両親を失い、またも大切な人を失う残酷なストーリーとあまりにも有名な音楽が印象的な名作反戦映画。
題名にもある通り2人が禁じられた遊びをしている時には神の使いとされてるフクロウが見ている。十字架を盗むという死者を冒涜する行為の罰としてポーレットとミシェルは引き離されてしまった。ミシェルはそのあとに、怒りと悲しみを覚えてポーレットの形見であるネックレスをフクロウに預けた。たぶんこれはポーレットがいる孤児院に行くことを示唆していると思う。形見であるならば肌身離さず持つはずだけど預けるっていうことは、本人に会うつもりということ。
こうしてまたミシェルは神の罰に背いた禁じられた遊びをしようとする。
戦争が生むどうしようもなくやるせない感情や悲惨さ、戦争のもととなる人間自身の欲をよく表してる作品。
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