B級怪獣エイガ

デリカテッセンのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

デリカテッセン(1991年製作の映画)
4.5
アメリがダメだったんでそんな期待しないで見たらおいおいスッゲー良かったデリカテッセン。

核戦争によって荒廃した世界のアパートが舞台のひと癖ある映画だが、全体的なテンポや世界観の作り込み、演出やキャラがめちゃくちゃ魅力的でこの手の作品に多い''ダレ''が特になくずっと楽しめた。

タイトルコールからセンス抜群で引き込まれたし、オチも音楽の良さが相容れ『まだもっとこの映画を見ていたい』と思わされるくらいにはハマった。

アパートの家主の娘と引っ越してきた元ピエロの男の恋模様もかなりキュートで応援できたし、他のアパートのキャラのパートもどれも面白く、特に自殺を図ろうとする奥さんのパートは面白かった。
また、『地底人』のくだりは凄くワクワクした。あと地味に家主の愛人の女性が綺麗で良かった。

制作陣のこだわりがとても良く効果的にこちら側に伝わってくる映画の魅力が存分に詰まったお気に入りの作品となった。