すず

エコールのすずのレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
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森の中の寄宿学校で少女たちが大人になっていくお話

青虫から蛹へ 蛹から蝶へ
少女たちは本人の意志とは反して大人になっていく

棺桶で運ばれてきた少女たちはどこからきたのか卒業した紫リボンの少女たちはどこへ行くのか全て明らかになりません

2006年劇場公開時に映画館で見たので二度目の視聴
フランス映画が得意ではないのでミステリアスさがなかったら最後まで見れなかっただろうなぁ

女児の裸が当たり前のようにでてくるので面食らいます
最後のシーンはもう無垢な少女ではいられないのか、女性になってしまうのかと私は怖かったです
自らも通ってきた少女から女性への強制的な変化の戸惑いが蘇りました
でも幻想的でたまに見たくなる不思議な映画です

原作小説「ミネハハ」は未完らしいけどいつか読みたい
1903年の小説が今も読めて映画も見れるのが不思議な気分
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